【人前で歌えない】現役シンガーが教える緊張を味方につける方法

「人前になると緊張して声がでなくなってしまう」「本番だと喉を締め付けてしまい、高温がでない」など、普段の練習では歌えても”人前で歌う”シチュエーションに変わると緊張して途端に歌えなくなった経験はありませんか?

私自身、極度の緊張しいで人前になると歌えなくなる一人です。それでも、あきらめずに方法を模索したり、出会った音楽関係者(アーティストやボイトレの先生など)に聞いたりして、少しずつ克服しています!

この記事では、自身の体験やプロからのアドバイスなどをもとに、緊張を味方にして人前でも歌えるようになる方法をご紹介します。

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なぜ緊張するのか?

O-DAN

あなたは人前で歌う時に、どうして緊張するのかを考えたことはありますか?緊張することには理由があります。

何故緊張してしまうのかを理解することで、ある程度の対処が可能です。

また、緊張は誰もが持つ感情であり、決してマイナスなものではありません。使い方によっては、とても大きなエネルギーに変わったりもします。

緊張は誰でも持つ感情

心理学での緊張とは、

ある行動への準備や、これから起こる現象・状況などを待ち受ける心の状態

出典:コトバンク

とされており、緊張する理由の一つに【自己注目】が関係していると考えられています。

ここでは、【失敗への恐怖】【初めてで安心できない場所】【上手に演奏したい】など、人からどう思われるか?という誰でも持ちえる感情です。

名前を聞けば分かるようなプロでさえ、大きな会場や、LIVE前などは緊張しています。(もちろん、緊張しない人も中にはいます。。。)

経験を積んでいくことで、緊張をコントロールする力を身に着けていけますが、LIVE初心者や直ぐに緊張をどうにかしたい!という方は、意識や緊張に対する考え方が変わるだけでも違ってくるので、確認していきましょう!

緊張することはマイナスではない

多くの人が、「緊張すると実力がだせず良くない事だ」のようなイメージを持っていますが、実はそうではありません。

適度な緊張状態は、運動能力が高まり、創造性・柔軟性などを向上してくれます

緊張状態が強くなりすぎると、ストレス・不安・危険などから脳が身を守ろうとし、体がこわばる・呼吸が浅くなる・心拍数が上がる等の一種の防衛反応を起こすのです。

緊張を味方につけるには、「適度な緊張状態は悪い事ではなく、むしろより良いパフォーマンスが出来るサイン」という事を知る必要があります。

Point

・極度の緊張状態は、脳が緊急事態だと判断し防衛・闘争反応が出て来る。
・反対にリラックスし過ぎると、集中力が途切れだらけてしまう。
一番いい状態は、極度の緊張とリラックスの中間点である【適度な緊張】なのです。

緊張を味方にするには?

O-DAN

緊張を味方にするためには、「上手く歌おうとしない」「過度に緊張するのは練習不足」「丹田で支えを作る」「入念なストレッチを行う」4つのポイントを意識すると良いです。

それぞれを詳しく解説するので、確認していきましょう。

上手く歌おうとしない

前述でも紹介したように、緊張する理由に「人からどう思われるか・見られるか」が関係しています。

そのため、真剣に取り組んできた・ボイトレに通ったり練習してきたなど、今まで頑張ってきた人ほど、「自分はもっとできるんだ」「良いところを見せたい」と体に力が入り、結果、本番でうまく成果を出せないのではないでしょうか?

注いできた情熱や熱量が多いほど、結果にこだわったり、期待するのは当たり前です。

しかし、悲しいことに”上手く歌おう”と思えば思うほど脳は失敗した時のことを考え、体は緊張状態に陥ってしまいます。

そして、呼吸が浅くなる、喉や下顎に力が入るなど、上手く歌うための体とはかけ離れてしまうのです。

大抵の場合、練習で出来ていないことは、本番でも出来ません。

練習以上にうまく魅せようと気を張らずに、練習で出来たことを本番で出せるように意識をシフトさせましょう。

練習で出来ていないのに、それを本番で行おうとするのは一種の賭け事のようですね。。。
10回中3回できるを、10回中10回できるにすることが、緊張しなくなるポイントです!

頭でわかってても、難しいです。。。
日々の練習で意識して、頑張ります!

過度な緊張は練習不足

極度に緊張してしまうのは、練習不足も要因のひとつです。

これはプロの方に直接教えてもらったことですが、きちんと正しい練習をしていて、練習の時に納得のできる成果が出ているのであれば、本番は演奏や歌唱に集中して行ってきたことをすればいいだけなのです。

ここでいう、きちんとした練習というのは、毎日何時間ときめて歌う・練習する事ではありません。

歌っていて、自分がどこを難しく感じているか?上手く歌えた時の、喉や口の開け方、体の使い方や支えなど、良いパフォーマンスができた時の状態を本番でも再現できる様にすることです。

正しい練習をして、本番でもそれが出せるように体に覚えさせましょう!

丹田で支えを作る

丹田で支えを作って(意識して)歌うと、重心ができ体のバランスが通常よりも整うため(姿勢がよくなる)、無駄な力が入りにくくなります。

その他にも、丹田を支えにした発声ができると多くのメリットが期待できます。

  • 喉声の解消
  • 息が通りやすくなり、声が出しやすい
  • ピッチが安定する
  • 喉が渇きに乾きにくくなる

人によっては、お腹に力を入れてなどと言ったりもしますが、最終的には丹田で支えを作るという事なのです。

丹田の場所を確認
丹田の場所の画像

丹田については、Ennui Rock Musicさんのサイトで解説してくれています!

丹田の支えや意識について詳しくはこちら

入念なストレッチ

歌の勉強をしていると、体は楽器という言葉を耳にします。

これは、ギター等の実際の楽器に例えると分かり易いです。弦が張られていない状態では音は鳴りませんし、ネックが曲がっていたら弦を押さえるのが大変になります。また、弦が錆びていたら良い音色は出ませんよね?

そして歌を歌うことはアスリートと同じという言葉も聞きます。

スポーツ選手を思い浮かべてください。競技をする前に入念な準備運動やストレッチを行っていませんか?

歌も同じで、歌うために体の調子をきちんと整えてあげることが必要です。

LIVEやオーディション前に、首周りの筋肉をほぐしてあげたり、肺に空気が入り横隔膜が動きやすくするストレッチを行うと良いでしょう。

緊張すると体がこわばってしまうので、ストレッチで入念にほぐしてあげると声の通りが良くなります!

経験値を上げていく

O-DAN

極度に緊張してしまう原因の一つに、経験不足があります。

学校の初登校日、会社の初出勤日…想像するだけでなんだかそわそわして緊張しませんか?

初めての出来事は、何かしらの安心材料や自信が無いと緊張するものです。

これは歌も同じで、元から歌に自信がある、人前で発表することが平気な人など一部を覗き、大多数の人は人前で歌を発表することに緊張します。

経験を増やして、魅せ方やパフォーマンス・メンタルの保ち方なんかを勉強していくことで、ある程度分かってきます。

大きなLIVEやオーディションなど強い経験になりますが、人によっては失敗が大きなトラウマにになってしまう事があります。トラウマで挑戦できなくなるくらいなら、小さな成功体験や経験を積み、ある程度壊れないメンタルを持ってから、大きな場所を視野に入れるのも良いですね!

オープンマイクで経験を積む

お金を払い、LIVE環境に似た状態で歌えるオープンマイクをご存じですか?

都内を中心に開催場所が広がっており、cafe&bar やライブハウスなど、曜日や日にち指定で開かれています。

機材や音響、システムなどはお店によって様々ですが、出演者はアマチュアからプロ・プロを目指しているアーティストなど幅広いので、人脈作りにも最適です。

各出演者が1回3曲を歌い、全員が歌い終わったら、最初からまた歌っていきます。(お店によっては1回1曲などもあります)

人前で歌う・演奏することに慣れていない、自信がない人は、まずはオープンマイクのようなアットホームな場所からスタートしてはいかがでしょうか?

オープンマイクについては、以下の記事でまとめています。

>>>【初心者必見】オープンマイクとは?費用や流れを徹底解説

配信アプリでLIVEしてみる

マイクや音響など本番環境とは違いますが、自宅などでLIVE配信をしてみるのも一つの経験です。

お客さんや審査員は目の前にいませんが、画面越しの誰かに向けて歌うという行為自体は、自分だけで練習している時の感覚とは大きく異なります。

視聴者からの反応に答えようコミュニケーションを図ることで、MC力UPにも繋がりそうですね!

また、金銭に余裕がある方は音楽スタジオで配信してみるのもおすすめです。

サウンドスタジオノアでは、本格的なスタジオ配信ライブをサービスと提供しています。このようなサービスを活用しながら経験を増やすのも、現代ならではで面白そうです。

NOAH【無限の可能性配信ライブ】を確認する。

マイクの使い方を覚える

普段の練習で、マイクを使っていますか?

立ち姿で歌う、座って歌う、楽器を引きながら歌うなど色々なパターンがありますが、本番と同じスタイルで練習することが大切になります。

ライブやオーディション等では、カラオケでよく見るタイプのダイナミックマイクを使用することが一般的です。

スタジオ練習などでマイクの使い方を勉強しておくと良いでしょう。(普段は家練習をして、本番前の何回かはスタジオチェックにすれば、コストも抑えられますね)

人によってはマイク持参される方もいますね!「高音に強い」「低い音を拾いやすい」など、マイクによって特色があるので、自分の声にあったマイク選びも楽しそうです。

声をマイクに拾わせるための正しい持ち方・口元とマイクの位置など、気を付けたいポイントがいくつかあります。

日々の練習で意識し、本番は自信を持ってできるようにしましょう!

マイク使用時の気を付けるポイント

×グリップ中央を持つ
×マイクのグリルやケーブルを含むお尻側を持つ
○マイクと口元までの距離は指が2本入るくらい

弾き語りやスタンド設置している場合は、口元とマイクの位置(高い低い)や距離を意識すると良いです。

ボリュームが小さい時は、

マイクとの距離を気持ち縮める
サビなど声量が出る場面では、マイクを少し離す

など工夫してみると更に良くなります。

失敗も経験

最後になりますが、失敗はどんどんしていきましょう。

「失敗は成功のもと」という名言の通り、失敗した事から学び成長していくことで目標を達成していきます。

大きな障害や失敗をせずに目的地へたどり着いてしまう人も中にはいますが、このタイプの人は何か失敗したときの立ち上がり方を知らないので、ポキっと心が折れてしまいやすいです。

失敗すると、悔しくて惨めで自尊心なんて粉々に砕けてしまいますが、そこで終わらせず次に活かして、どんどん挑戦していきましょう!

最初の内は失敗を考えたり、「今のレベルでLIVEなんて…」と思い、人まで声が出ない、高音が怖くて歌うのを辞めてしまう何てこともありました。

失敗するたびに、次はこうしよう、ここで声が出なかったのはこれが原因か?と反省したり、メンタルを強化するために勉強したりして、やっと成功と呼べるLIVEが増えてきた感じです!

まとめ

現役シンガーソングライターとして、普段から行っている実践方法や音楽関係者直伝の緊張を味方につける方法をご紹介してきましたがいかがでしたか?

過度に緊張したり、反対にまったく緊張しないのは良くないですが、緊張すること自体は悪い事ではありません。

緊張を感じたら「最高のパフォーマンスをするための材料がやってきた」とワクワクな気持ちに変えてしまえれば、最強のパートナーとしてあなたのパフォーマンスを向上してくれるでしょう。

この記事を参考に、緊張を味方に付けるトレーニングをぜひお試しください!

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